東急ストアの生成AI研修に学ぶ、社内に生成AIを根付かせる方法

株式会社グラファー シニアコンサルタント吉岡 翔子

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生成AIを導入しても、現場で十分に活用されず「使われないツール」となってしまう――そんな課題を抱える企業は少なくありません。このような課題に対して、東急ストアでは、社員が生成AIを業務に取り入れる力を身につけるための研修を実施しています。単なるツールの提供に留まらず、現場が自発的にAIを使いこなすための工夫や仕掛けを通じて、生成AIを社内に根付かせるための取り組みをご紹介します。

グラファーでは「生成AIを企業でどう使えばいいか分からない」「生成AIによる成果が出ない」といった課題に対し伴走型の支援や研修、プロダクト開発を通じて一気通貫で支援します。生成AI活用でお困りの方はお気軽にご相談ください。
ご相談はこちらから:https://graffer.jp/ai-solution/contact

目次

社内AI研修を行った背景

変化の激しい小売業界においては、業務の効率化や顧客体験の向上を図るうえで、生成AIの活用が重要な要素の一つとなりつつあります。しかし実際には、単にツールとして導入するだけでは社内に定着せず、実際の業務に活かすには「現場が自らAIを使いこなす力」を育てる必要があります。

こうした背景から今回東急ストアが開催したのが「生成AIユースケース創出ワークショップ」です。東急ストア全店に店舗システム、POS端末を導入している東芝テック社の長年培ってきた流通観点での知見と、グラファーの生成AIの業務活用に関する専門的な知見を提供することで新しいアイデアの創出を目指し開催しました。このワークショップでは、生成AIツール「Graffer AI Studio」を活用し、参加者が生成AIの基本を学ぶだけでなく、自部門の課題を洗い出し、AIを用いた具体的な解決策を考える実践的なアプローチで行われました。

参加者の様子

東急ストアのAI研修の流れ

今回のAI研修は、グラファーの進行で生成AIの仕組みや企業での活用法を学ぶ座学と、東芝テックの進行で実務を想定した形式で行うワークショップ・発表を組み合わせた内容です。

全8時間のワークショップ形式研修

まずは生成AIに関する座学から

冒頭の座学では、企業で生成AIを活用するうえで必要な知識について、グラファーから具体例を交えながら解説しました。

例えば、生成AIに向いている業務とそうでない業務の違い、情報セキュリティに関する知識、生成AIと人間が協働するときの理想的なプロセス、そして、生成AIを活用するうえで重要となる「考え方」についても実践的な立場から共有しています。

次は、ワークショップと発表

後半のワークショップでは、東芝テックが進行する中、参加者がグループに分かれ、具体的な業務に即したテーマを設定し、生成AIを活用した課題解決や新しいサービスの提案に取り組みました。全員が積極的に生成AIを使いながら議論を進め、顧客のペルソナ作りでは、生成AIを活用して1日の行動パターンや詳細な情報まで具体的に掘り下げる場面が見られました。また、顧客の声を集めるための全く新しいシステムを提案するなど、既存の枠組みにとらわれない斬新なアイデアも次々と生まれていました。

さまざまな新しいアイデアが共有された発表の様子

 アイデアが煮詰まった際には「ちょっと生成AIに聞いてみよう」という行動が自然に定着していたのも印象的でした。最終的に発表された施策アイデアには、生成AIを活用した具体的かつ独自のアプローチが数多く見られ、参加者たちはAIを「使いこなす」視点を持ちながら創造性を発揮していました。

参加者の声

ワークショップ後のアンケートでは、多くの参加者から「生成AIが現場で使えるイメージを持てた」といったポジティブな声が挙がりました。 

「難しいと思っていたが、実際に触れてみると意外と簡単で使いやすかった」
「業務の相談パートナーとして、さまざまなシーンで活用できる可能性を感じた」
「部門横断で実施したことで、自分の部門だけでは得られなかった新しい視点や他部門からの気づきを得られた」
「生成AIではできないことを知ったうえで、自分たちの業務にどのように活用できるかを見極めたい」

 さらに、「今後も部門横断でワークショップ型の勉強会を定期的に開催し、生成AIのスキルを磨いていきたい」といった声もあり、生成AIが「業務に欠かせないツール」として定着していくことへの期待が高まる結果となりました。

社内AI研修を通じて、企業の変革を実現する

生成AIの導入を検討する企業にとって、どのようにして社内で利用を促進し、業務に定着させていくかは大きな課題の一つです。本記事では、東急ストアのAI研修を通じて、生成AIを業務に活用するための具体的なアプローチやポイントをご紹介しました。

「Graffer AI Solution」は、生成AIの効果的な導入と活用を支援するためのプラットフォームです。生成AIに詳しくない社員でも利用しやすい「タスクライブラリ」の提供や、社員一人ひとりのスキル向上を目的とした研修プログラムなど、幅広い支援を行っています。また、情報セキュリティを重視した環境での運用が可能な「Graffer AI Studio」は、エンタープライズ企業における安全な生成AI活用を強力にサポートします。 

「なかなか生成AIの利用率が伸びない」「ユースケースが広がらない」といった課題を感じている企業の方は、ぜひお気軽にご相談ください。今回の記事が、生成AIを活用した業務の効率化や新しい価値創出に向けた一助となれば幸いです。

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