2022.09.12 Mon

ガバメントサクセスとして働く松山さんの1週間の過ごし方と想い

こんにちは。ガバメントサクセスチームの松山です。

大学卒業後、国土交通省に入省し、法令の解釈に関する業務や国会対応、白書をはじめとした政府文書の執筆及び取りまとめなどの仕事を4年間していました。その後、グラファーに参画して、ガバメントサクセスとして自治体の抱える課題解決に取り組んでいます。

「ガバメントサクセスって実際は何をしているんだろう?」という疑問をお持ちの方はぜひこちらの記事もご覧ください。

今回は、さらに詳しく知りたい方のために、私自身の想いを交えながら、ガバメントサクセスではどんな仕事をしているのか?という1週間の業務を紹介します。

ガバメントサクセスとして働く松山さんの1週間の過ごし方と想い

ガバメントサクセスとして意識していること

ガバメントサクセスの仕事に取り組むうえで、私自身が大切していることは二つあります。

一つ目は、常に市民目線で考えることです。グラファーは「プロダクトの力で行動を変え社会を変える」をミッションとしています。私はこれを「オンライン申請などのプロダクトを通じて、手続きにかかっていた市民の時間を削減し、それによって市民の行動が変わり、最終的に社会が変わっていく」という世界を実現することだと捉えています。この実現のためには、市民に使ってもらう必要があり、そのために、常に市民目線を意識して、使いやすく配慮されたサービスを提供することを念頭に置いて仕事に取り組んでいます。

二つ目は、「目的を意識して施策に取り組む」ことです。デジタル化の実現のためにはやるべきことが膨大にあります。そのため、「デジタル化の実現」という目的に対する課題を設定し、どの課題から優先的に取り組んでいくかを決める必要があります。取り組みの際には、手段の目的化を避けるため、目的を意識しながら、より効果の大きい施策に取り組むことが大切だと考えています。

ここからは、それぞれの仕事の詳細について詳しく紹介します!

ガバメントサクセスの1週間の過ごし方

ガバメントサクセスで働く私の1週間のスケジュールのイメージです!

1. 自治体に対する業務改善施策の提案

オンライン申請をはじめとした行政手続きのデジタル化によって業務改善に取り組む自治体に対して、ユーザー導線改善や、広報施策の提案、オンライン申請画面の設定や文言の改善提案を行っています。

提案の際には、自治体の業務や、その先にいる市民の暮らしがどうすればより便利になるのかといった観点で、定量的・定性的な情報を活用しています。

定量的な情報の取得・整理には、Google AnalyticsやAWSのAthena、Quick Sightなどのツールを利用しています。一例ですが、自治体が公開したオンライン申請のアクセス数や申請の完了率などを定期的に可視化し、提案内容の検討に活用しています。また、定性的な情報として、サービスを使ったユーザーからの感想や評価も活用しています。

2. 自治体との定期的な打ち合わせ

グラファーが提供するプロダクトはSaaS(Software as a Service)です。「SaaS型の場合、自治体へのサポートはテックタッチが多いのではないか」と思われる方もいるのではないかと思いますが、グラファーのガバメントサクセスでは、自治体との定期的な打ち合わせを設けています。

打ち合わせでは、情報提供や進捗管理を通じて、自治体や、その先にいる市民の状況を絶えず確認して、プロダクトを通じた業務改善や市民の利便性向上が戦略的に支援できているのかを把握するようにしています。

打ち合わせ内容の具体例

  • 自治体に対する定性・定量情報の共有

  • 他自治体の最新デジタル化事例の提供

  • 行政手続きのオンライン化に取り組む意識を自治体内部に浸透させるための知見の提供

打ち合わせの前には以下のように、さまざまな準備を行っています。

  • 他自治体の事例収集

  • 自治体のホームページや、公表しているDX推進計画の確認

  • 自治体から提供された検討資料や情報の整理

  • オンライン化できそうな手続きを探るためのヒアリング事項の作成

打ち合わせを通じて、情報を取りに行くことも大切にしています。例えば、業務改善やプロダクト改善のために、必要に応じて実際に現地に訪問することもあります。その際には、現場で業務の手順や、使われている業務ツールを見学させていただいたり、市民や事業者の方に接する部署の方にインタビューをお願いしたりすることもあります。

3. プロダクトへのフィードバック

自治体や市民から得た情報や改善要望を開発チームにフィードバックしています。「市民・自治体職員にとって使いやすく、使われるプロダクトを目指した改善」をプロダクト開発チームとの共通の目的として、プロダクト・ユーザーの両方に向き合っています。

要望をまとめる際には、業務の流れや改善してほしいと感じたシチュエーションの具体的なヒアリングを行い、本質的な課題は何か、そもそもプロダクトの機能によって解決すべき課題なのか、市民・自治体職員の双方に喜ばれるものなのか、といった点を注意深く検討するようにしています。

特に重要なのが、複数の自治体で起きている課題をいっぺんに解決することです。100を超える自治体への導入事例を通じて獲得した知見を生かして、複数を同時に網羅するような観点が必要です。

このように、「複数の自治体で起きている課題」をSaaSの力で解決するというのは、私が感じているガバメントサクセスの仕事の大きな魅力です。

4. チームミーティング

チームミーティングを週次で開催し、導入自治体のオンボーディングの推進状況や自治体から相談された手続きをオンライン化する上での問題を共有しています。他にも例えば、次のような内容を議論しています。

  • プロダクトの利用状況を高めるために、どんな取り組みをしていくか

  • 複数あるプロダクトをどのように有効活用して課題を解決していくか

  • 自治体からヒアリングしたプロダクトの実際のユースケースに対して、どのような機能像が望ましいか

アジェンダが共有事項のみの場合は早めに終了するなど、合理的な会議運営を目指しています。ミーティングは録画しているので、欠席した場合でもあとから内容を確認できます。

チームミーティングの様子。

ガバメントサクセスでは日本を東西に分けた2チーム制で業務を行っています。各チームメンバーの担当自治体以外の自治体についても、他のチームメンバーがサポートしあえる体制になっています。

5. 行政デジタル化の最新状況を把握する

デジタル化を進めるうえで、障壁となることがあるのが、デジタル化を前提とせずに作られた法令です。法令が障壁になった場合には、国が示すデジタル化に関する方針や、各省庁の所管する法令や制度運用の対面規制の撤廃等規制緩和の状況、国の設置するワーキンググループ等での検討状況やそこで示されたガイドラインなどを確認しています。

デジタル化に関する法令の最新状況を確認することで、取り組みが法令違反になることを避けたり、逆に課題となっていた点があくまで運用上の問題であり、工夫次第で解決できるものとして提案することもできます。

例えばこれまで、法令上課題となっていた規定に対して、中小企業庁と議論したり、規制改革推進委員会において、手続きをオンライン化する際に障壁となっている点を発言したりすることによって、法令や規定を見直していただくような取り組みを組織として行ってきました。

また、元行政職員だったメンバーによる勉強会などを開催して、メンバー全体の知識の向上にも取り組んでいます。これまで行政に携わってこなかったメンバーにとって、法令や行政に関わる情報は読み慣れないこともありますが、こういった取り組みによって、常に最新情報を把握しています。

ガバメントサクセスへの想い・やりがい

金曜日の夕方は、1週間の仕事の振り返りとして、担当している自治体の状況を確認するようにしています。例えば、検討事項の進捗状況や、自治体とのコミュニケーションが定期的に取れているかといった確認です。ほかには、自分が立てた半期の目標を達成するためのマイルストーンの進捗度合いも確認しています。

ガバメントサクセスの仕事は、ユーザーヒアリング、行政デジタル化をとりまく周囲の情報のキャッチアップ、プロダクトそのものへの理解といった取り組みを通じて、プロダクトを利用している自治体がどうやったら成功するのかを、日々考える仕事です。

1週間を振り返ると、自分がいかに、自治体組織のことだけではなく、そこで働く職員の方や、その先の市民について考える機会が多いのかを意識させられます。このように、社会全体をより良くするために自分ができることを考えることに、やりがいを感じています。

これからやっていきたいこと

今後はFAQページの改善や、メールマガジンの企画・執筆、UXライティングなど幅広く携わっていきたいと思っています。

グラファーでは職種に関わらず、自らの意思があれば、興味のある分野や仕事に取り組むチャンスがあります(当然やるべきことをやった上ではありますが)。自律性が強く、フルリモートやフルフレックスといった働き方を自ら決めることができる組織なので、柔軟な働き方や、自分に合ったキャリア形成をさせてもらいながらのびのびと働くことができているなと感じています。

これからも、ガバメントサクセスとして、お客様のサクセスを支援しながら、様々なことにチャレンジしていきます!

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