グラファーでは「生成AIを企業でどう使えばいいか分からない」「生成AIによる成果が出ない」といった課題に対し伴走型の支援や研修、プロダクト開発を通じて一気通貫で支援します。生成AI活用でお困りの方はお気軽にご相談ください。
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※当記事作成時点(2023年10月5日)の見解であり、今後アップデートが発生する場合があります。
目次
- どのような業務に対して生成AIを活用すべきか悩んだら
- 生成AIの業務活用マトリクス
- 第1領域 複雑度の低い単発業務
- 第2領域 複雑度の低い定型業務
- 第3領域 複雑な単発業務
- 第4領域 複雑な定型業務
- まずは第1領域、第2領域から取り組むことがポイント
どのような業務に対して生成AIを活用すべきか悩んだら
昨今、多くの企業で「どのような業務から生成AIの活用を始めるべきか」といった検討が進んでいます。実際に、稟議書の作成支援、レポートの要約、調査への活用などの事例も紹介されるようになってきました。
しかし社内の業務は企業によって異なります。社内で活用方法を募集しても生成AIの得意領域とマッチしておらず実装できないケースや、社員個人に活用を促してもそれほど大きな効率化につながらないケースも増えています。こうしたケースではAIが社内に浸透せず、本来は役立てられるにもかかわらず「自社では使えなかった」と判断されることもあります。
こうした初期段階でまず重要になるのが、「どの業務から始めるべきか」という判断です。そのためにはAIに適した業務なのか否かを見極める必要があります。
生成AIの業務活用マトリクス
そこでご紹介したいのが、当社で利用している生成AIの業務活用マトリクスです。
まずは業務の対象を社内業務のみに限定して考えます。顧客向けの活用や企業独自の活用は、社内への浸透が一定程度進んでから検討します。
次に、「業務の複雑さ」と「業務の頻度」の2つを横軸と縦軸に設定して、業務を4領域に分類します。それぞれの領域について例を挙げてご紹介します。

第1領域 複雑度の低い単発業務
シンプルで、単発で完了するような業務です。ChatGPTのような対話型チャットのインターフェースで利用できて、多くの社員が最初に取り組みやすい領域です。例としては、文章の要約やアイデアの壁打ちなどが挙げられます。
第2領域 複雑度の低い定型業務
原稿案の作成や、社内システムへの入力、定期的な監査など複雑度が低く、定型的な業務が当てはまります。業務自体は複雑ではありませんが、対話型チャットのインターフェースでは実現できない場合もあります。一定の費用対効果が見込まれるため、企業としては積極的に検討していきたい領域です。
第3領域 複雑な単発業務
複雑なリサーチ業務、社内の問い合わせ対応など、人間が主となり生成AIがそれをサポートするような単発の業務です。業務によって生成AIが対応できないケースや、対話型チャットのインターフェースでは実現できない場合もあるため、この領域に当てはまる業務の中でも、まずは複雑度の低い業務から取り組むべき領域です。
第4領域 複雑な定型業務
実現難易度が比較的高い一方で、大きな効果が見込める領域です。例としては、審査業務、照会業務、定期的なリサーチなどが挙げられます。
まずは第1領域、第2領域から取り組むことがポイント
生成AIのビジネス活用としてイメージしやすいのは第3領域や第4領域ですが、これらの領域は業務が複雑で、対話型チャットのインターフェースで実現できないものもあります。第4領域は大きな効果が見込まれる領域ですが、業務が複雑なため、最初に手をつけて効果を出すのは難しい場合もあります。
そこで、まずは検討したいのが第1領域と第2領域です。取り組みやすく一定の効果を感じることができます。特に対話型チャットで対応できる業務は、多くの社員にとってチャレンジしやすいものとなります。
第1領域や第2領域で成果を出したら、次のステップとして第3領域、第4領域を検討します。第3領域や第4領域に取り組む際は、高難易度・高付加価値の領域に取り組んでいるという目線で取り組むことが大切です。
このような流れで進めることによって、社内での生成AIの活用や業務への無理のない浸透が期待できます。
文:東 真希 / 図:望月 麻由
