グラファー、大東市役所内でAI自動音声応答サービス「Graffer Call」の展示会を開催

2025年3月6日


〜自治体の電話応対業務を効率化する「Graffer Call」の事例とデモを紹介〜

株式会社グラファー(以下「当社」)は、大阪府大東市と共同で、同市職員を対象としたAI自動音声応答サービス「Graffer Call」の展示会を同市役所内で開催しました。当社ブースでは、自治体の電話応対業務を効率化する「Graffer Call」を展示し、京都市の代表電話や吹田市の国民健康保険課などでの導入事例を通じて、サービスの具体的な成果や活用方法を紹介しました。総務課や保険年金課、保険収納課、公民連携推進室など、さまざまな部署の職員が参加し、実際の音声デモを体験。参加者は本展示を通じて、自治体職員が抱える電話応対業務の長時間化や繰り返しの取り次ぎ、カスタマーハラスメント(カスハラ)といった課題に対する効果的な解決策として、「Graffer Call」の可能性と実用性への理解を深めました。

「Graffer Call」サービスサイト:https://graffer.jp/governments/solution-call

開催背景
自治体において、電話応対業務は住民サービスの重要な窓口として機能する一方で、職員の業務負担を増大させる要因となっています。特に、頻繁な電話の取り次ぎや担当外の問い合わせ対応に多くの時間が費やされており、他業務への影響が懸念されています。また、電話対応中に発生するカスタマーハラスメント(カスハラ)により、職員が精神的な負担を抱えるケースもあり、職場環境の改善が課題となっています。
さらに、国が推進する「自治体フロントヤード改革」では、デジタル技術を活用したオンライン申請や自動化の導入を通じて、業務効率化と住民利便性の向上が目指されています。しかし、高齢化率が高い地域や特定の業務では、電話や対面での対応が依然として重要な手段であり、これらを効率化することが求められています。

これらの課題解決のため、当社は自治体職員の業務負担軽減と住民サービス向上を目的に「Graffer Call」を提供しています。大阪府大東市では、2024年7月より、固定資産税や住民税等の納付期限が過ぎた市民に対する案内に「Graffer Call」の機能である、自動音声による電話の一斉発信(オートコール)を活用しています。その結果、オートコールをした対象者のうち約3割が納付書で支払いを行い、納付率が向上しました。

同市ではさらなるDX推進と住民サービス向上に向け、当社と共同で本展示会を開催しました。これにより、「Graffer Call」を活用した電話業務の効率化について職員の理解を深め、庁内全体のデジタル化を一層促進することを目指しています。

開催概要
名称:大東市職員向け行政デジタルサービスの展示会
開催日時:2025年2月25日(火) 10:00~17:00
会場:大東市役所本庁舎(大阪府大東市谷川1丁目1-1)

展示会後の反響
本展示会には、大東市の総務課や保険年金課、保険収納課、公民連携推進室などの職員が参加しました。参加者からは「電話業務の効率化がここまで広がっているとは思わなかった」などの驚きの声が寄せられました。また、長年の経験を持つ電話交換手への依存度が高い現状について、特定の個人に頼らない仕組みや体制の必要性を認識する声も上がりました。これにより、AI自動音声応答サービスがもたらす可能性の広がりと実用性への理解が深まり、カスタマーハラスメント対策や問い合わせ件数の削減、さらには個人の経験やスキルに依存しない持続可能な業務体制の構築といった観点から、具体的な業務課題に対する活用方法についての議論が活発化しました。

「Graffer Call」の概要
「Graffer Call」は、AIとプッシュダイヤルを活用して、庁舎への受電応対業務、市民・事業者への発信業務を効率化するサービスです。担当課に電話を転送するだけでなく、問い合わせ内容に応じてホームページのURLをSMSで案内することで、効率的に市民の悩みを解決します。

AI自動音声応答サービスについて
宅配便の再配達などに活用される音声ガイダンスとプッシュダイヤルにAIを活用し、自動で問い合わせを仕分けします。サービスの提供だけではなく、当社のコンサルタントが伴走支援を行い、いつ、どのような問い合わせに、どれくらいの電話がかかってきているのか等を可視化し、改善するべきポイントを特定します。24時間365日稼働のシステムにより、閉庁時間帯もよくあるお問い合わせに返答することで市民の利便性を向上します。
URL:https://graffer.jp/governments/solution-call

導入実績
大阪府吹田市、東京都調布市、福岡県福岡市、大阪府大東市、兵庫県尼崎市、京都府京都市、奈良県生駒市、東京都小平市

導入事例について:https://graffer.jp/govtech?category=&area=&population=&solution=solution-call

お問い合わせ

本件に関するお問い合わせは、以下までお願いいたします。
https://form.run/@graffer-contac