かんぽ生命、法人向け生成AI活用プラットフォーム「Graffer AI Studio」を導入
〜2023年12月以降は対象を本社の全部署に拡大し、本社社員の生産性向上を目指す〜
企業・行政機関における業務のAI変革を手掛ける株式会社グラファー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:石井大地、以下「当社」)は、株式会社かんぽ生命保険(本社:東京都千代田区、取締役兼代表執行役社長:谷垣邦夫、以下「かんぽ生命」)が生成AIのビジネス活用を実現する、法人向けAIプラットフォーム「Graffer AI Studio」を導入したことをお知らせします。かんぽ生命の保険商品やサービスを企画する部署などに在籍する社員約200名を対象に先行的に導入を開始し、2023年12月以降には他の部署へも拡大して「Graffer AI Studio」を活用します。これにより、かんぽ生命は、文章要約や資料構成案作成などの定常業務における生産性向上や、企画立案時のアイディア出しなどのイノベーション創出を目指し、将来的にはさらなるお客さま体験価値の向上を実現します。
「Graffer AI Studio」サービスサイト:https://graffer-aistudio.jp
「Graffer AI Studio」へのお問い合わせ先:https://graffer-aistudio.jp/contact
導入の背景
かんぽ生命は、「いつでもそばにいる。どこにいても支える。すべての人生を、守り続けたい。」という経営理念のもと、人生100年時代において多様化するあらゆる世代のお客さまの保障ニーズに応える保険サービスの開発及び提供に注力してまいりました。そのような中で、生成AIの急激な発展に伴い、大手損保をはじめとする他金融機関においても、生成AIを活用したサービスが積極的に導入されています。文章生成AIは自然言語を用いてAIを利用することができるため、その汎用性の高さから、ホワイトカラー業務における業務効率化やアイディア創出への活用が期待されています。
導入当初は、かんぽ生命の保険商品やサービスを企画する部署などに在籍する社員約200名を対象に先行的に導入を開始し、社内における好事例を創出及び収集した上で、2023年12月以降には本社の他の部署へも拡大し「Graffer AI Studio」を活用します。これにより、かんぽ生命は、既存の文章要約や議事録作成などの定常業務において生産性を向上し、企画立案時のアイディア出しなどのイノベーション創出を通じて、お客さまの生活に寄り添うサービス提供に注力してまいります。将来的には社内に蓄積されたノウハウを活用した照会対応業務等における活用を見据え、さらなるお客さま体験価値の向上を実現します。
導入の決め手
導入の決め手には大きく2つのポイントがあげられます。
(1)行政デジタルプラットフォームにおける全国160以上の自治体の導入実績やセキュリティに関する信頼性
当社の提供するデジタル行政プラットフォームである「Graffer Platform」上では、すでに国民の4人に1人がサービスを享受できる状態にあり、高いセキュリティを求められる行政領域において160以上の行政機関にサービスを提供してきました。また、当社はプライバシーマークおよび情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を取得しています。これらの実績を踏まえ、高いレベルのセキュリティ、コンプライアンス、及びデータガバナンスの担保が可能だと評価されました。
(2)顧客のニーズに沿った機能開発及び開発スピードの速さ
当社は、2023年8月末に「Graffer AI Studio」にMicrosoft社が提供するAzure OpenAI Serviceを活用し、社内データのみを元にした高精度なAI情報検索ができる「ナレッジベース」のβ版の提供を開始しました。この機能は、すでに社内にあるマニュアルなどを基にして、問い合わせ回答を自動生成したり、社内のナレッジ検索データベースとして生成AIを活用できたりするなど、顧客からのフィードバックをもとに開発しました。このように顧客のニーズが高い機能の開発及び開発スピードの速さが非常に魅力的だと評価されました。
「ナレッジベース」について:https://graffer.jp/news/4830
「ナレッジベース」サービスサイト:https://graffer-aistudio.jp/knowledgebase
かんぽ生命のコメント
デジタルサービス推進部執行役員 松阪 高宏様
人生100年時代において、多様化するあらゆる世代、様々な場面での保障ニーズにお答えする保険サービスの提供が急務となっています。こうした中で、「定常業務における生産性を向上し、企画立案時のアイディア出しなどのイノベーション創出を通じて、お客さまの生活に寄り添うサービス提供に注力したい。」という思いから、生成AIの導入が必要であると考え、豊富な実績とノウハウを持つグラファー社が提供する「Graffer AI Studio」の導入を決めました。今後グラファー社には、企業データを生成AIで活用する成功事例の創出や、ともに課題解決に取り組むパートナーとしての役割を期待しています。
「Graffer AI Studio」について
「Graffer AI Studio」は生成AIのビジネス活用を実現する、法人向けAIプラットフォームです。160を超える行政機関での導入実績、ISMS認証およびプライバシーマークを有する環境において、生成AIの安全な活用を考えるエンタープライズ企業を支援します。
「Graffer AI Studio」にはチャット応答機能に加えて、社内データのみを元にした高精度なAI情報検索ができる「ナレッジベース」、面倒な処理をAIに丸投げできる「一括処理機能」、「プロンプトの社内共有機能」を搭載しており、法人はこれらの機能を通じて、業務改善や自社の競争力強化につなげることができます。AI活用で生産性の向上を目指す法人を支援するために、活用領域の選定や洗い出し、社内の人材育成を目的とした研修やサポートも提供しています。
URL:https://graffer-aistudio.jp
株式会社かんぽ生命保険について
所在地:東京都千代田区大手町二丁目3番1号大手町プレイスウエストタワー
代表執行役社長:谷垣邦夫
設立:2007年10月1日
事業内容:生命保険業
資本金:500,000百万円
従業員:19,148名(2023年3月31日現在)
URL:https://www.jp-life.japanpost.jp/
株式会社グラファーについて
グラファーは、「プロダクトの力で 行動を変え 社会を変える」をミッションに掲げ、社会が直面する課題の最前線で、企業・行政機関における業務のデジタル変革を手掛けるスタートアップ企業です。企業データを生成AIで活用するための統合サービスプラットフォーム「Graffer AI Studio」や、市民と行政職員の利便性を追求したデジタル行政プラットフォームを提供しています。行政デジタルプラットフォームは全国160以上の自治体が導入しており、政令指定都市での導入率は70%です。2021年10月には経済産業省が主導するスタートアップ支援プログラムである「J-Startup2021」に選定されました。
企業情報
所在地:東京都渋谷区千駄ケ谷1-5−8
代表者:石井 大地
設立:2017年7月18日
資本金:2,717,756,785円(資本準備金含む)
URL:https://graffer.jp
報道に関するお問い合わせ先:https://form.run/@graffer-contact