2022.08.22 Mon

「都内在住フルリモート」はどんなことを大切にしたライフスタイルなのか?

こんにちは!HRの畑中です!

グラファーのバリューの一つである「個人の尊重」。このバリューを体現している一つのシーンとして、「働き方の多様性」が挙げられます。

グラファーでの働き方は、メンバーによってさまざまです。フルリモート・フルフレックスのメンバーもいますし、週5回オフィスで勤務しているメンバーもいます。子どもを保育園に送り届けてから業務を開始するメンバー、海外から勤務するメンバー、週数回だけ勤務するメンバーなど、本当にさまざまです。つまりは、どういった働き方をしたいかを決めるのは、社員自身ということです。

今回の記事では、実際にフルリモートで働く森さんと、そのマネージャーである柏野さんに、グラファーでの働き方について詳しく聞いてきました!

「都内在住フルリモート」はどんなことを大切にしたライフスタイルなのか?

「都内在住フルリモート」という働き方

——森さんの仕事内容を教えてください。

企画推進チームで、事業成長を実現するために、組織横断的な施策の企画・実行を行っています。具体的には、事業計画の数字を達成するための企画や業務効率化を目的としたツールの選定から導入など、売上やコストに関連する業務を多岐にわたって担っています。

——森さんは、オフィスに出社することがほとんどないですよね。いつもどんな働き方をしてるか教えてください!

働き方は、基本的にフルリモートです。オンボーディングやチームのキックオフ、戦略共有会など、必要なときにはもちろん出社しますが、それ以外は自宅で勤務しています。

——あらためて聞いたことはなかったのですが、森さんがフルリモートで働いているのには何か理由があるんですか?

フルリモートという働き方を選んでいる理由は二つあります。

一つ目は、よりパフォーマンスの高い環境で働きたいと考えているからです。私にとっては自宅で働くことが最もパフォーマンスが出る環境なんです。

二つ目は子育てです。育児ができる時間は人生において不可逆で、その瞬間を過ぎると決して戻ることはできません。フルリモートで働くことによって、二人の子どもと過ごせる時間は増えています。あとは、保育園への送迎も余裕を持って対応できています。出社時間が厳格に決まっている中での送迎は、どうしても体力と精神力が削られてしまい、その後仕事に取りかかる頃にはぐったりしてしまいます(笑)。

こうした、「大切な時間」と「仕事」とを両立しやすい環境が、私にとって最もパフォーマンスが高くなる環境、つまり”成果”が出る環境なんです。

——成果を出しやすくするために工夫していることはありますか?

自宅ワークスペースの充実には力を入れていて、ディスプレイ、キーボード、マウス、マイクなど、会社の手当(※)に加えて自身でも設備投資を行い、長時間のデスクワークでも疲労感が増さないようにしています。また、音声の乱れは円滑な会議の妨げになってオンライン会議の質にも影響するとも言われてるので、集音マイクを用意しオンラインでもコミュニケーションの質を向上できるように工夫しています。

(※)グラファーの生産性向上手当
従業員の生産性を最大限に高め、生産性を向上する目的で毎月支給される手当(毎月2万円支給)。

森さんの自宅ワークスペース。今後はさらに、湾曲モニターなども追加してより高いパフォーマンスが出せる環境を目指しているそうです。

——一般論として、「フルリモートの場合、メンバーとのコミュニケーションが取りにくくなるんじゃないか」という話も聞きます。森さんは、メンバーとのコミュニケーションに困ることはないんですか?

コミュニケーションで困ることは全くないですね。

——コミュニケーションで困らない……!森さんはきっと何か工夫を行っているに違いないと踏んでいます(笑)。どんな工夫を行っているのでしょうか。

私の場合は、意識的に他のメンバーとの雑談の時間を設けるようにしています。例えば入社直後には、オンボーディングの一貫として「スタンプラリー」という顔合わせミーティングの時間を設けるのですが、普通は5人くらいとやるところを、私の場合には、雇用形態や職種に関係なく、30人以上の人とスタンプラリーを行いました。

——30人!最高記録ではないでしょうか。

そうかもしれませんね。短い時間でも話をしておくことで、その後の仕事における心理的なハードルがお互いに下がると考えています。あとは、スタンプラリーに限らず、仕事でからみがありそうな人にはインビテーションを送って、雑談の機会を設けるようにしています。

——ちなみに、インビテーションって自分からはなかなか送りにくくないですか?私だけかもしれませんが(笑)。

これはグラファーのカルチャーが影響していると思うのですが、お互いを尊重しているからこそ、それぞれが自由な働き方ができるんだと思っています。バリューに「個人の尊重」があるんですが、私も他のメンバーの働き方を尊重していますし、他のメンバーから尊重されているように感じています。

——雑談ってどんなことを話すんでしょうか?

事前に社内公開されている相手の自己紹介を見て、興味のあることを聞いています。会話のうち8割くらいはプライベートの話題です。

業務上のコミュニケーションの大半は、slackでのテキストコミュニケーションなので、直接会話をして関わりを強めることで、「話しかけやすさ」に違いが出ると思っています。

直属のマネージャーは、フルリモートを特別だと思っていない

——柏野さんの仕事内容を教えてください。

企画推進チームのマネージャーをしています。企画推進チームは、達成したい状態を最速で実現出来るように施策の企画・実行を行っているチームです。

具体的には、サービス価値の向上のために機能開発の検討や良い事例発信のための自社メディア『GovtechTrends』の運営などを行っています。

——柏野さんもフルリモートで働かれているのですか?

いいえ、私はフルリモートではなくて週に1日出社、残りは自宅でリモートワークという感じで働いています。

私もリモートの方が多いですが、ランチやオフィスでの業務時など、環境変化があるときにアイデアが思い浮かぶことがあるため、意図的に週1日は環境を変えるようにしています。

——マネジメントの立場として、森さんの働き方をどう感じていますか?

フルリモートの働き方を「特別」だと感じることはありません。

そもそも企画推進チームには、秋田県やエストニアなど関東圏以外に住んでいるメンバーもいますし、働く時間もバラバラで、全員が常時同じ時間や空間で働いていません。明確なコアタイムも設けていません。ただ打ち合わせなどもあるので、だいたい11時から16時頃は、ほとんどのメンバーが稼働しています。

森さんと直接会う機会がほとんどないのは残念ですが、業務面で問題を感じたことはありません。森さんには、十分すぎるほど成果を出していただいていて、チームの成果に繋がっています。

——こういった自由度の高い働き方が実現できるのは、企画推進チームの業務がプロジェクト型の業務が多いという特徴があるからでしょうか?

そんなことはないと思います。企画推進チームは、立ち上げて間もないチームなのですが、森さんの働き方は、企画推進チームに加わる前から変わっていません。

他のチームを見てみても、同様に個人の働き方を尊重しながら働いているメンバーばかりだと感じます。チームによっては、出社や出張が多いメンバーもいるとは思いますが、どのチームも適切に機能しているので、企画推進チームだけが特別ということはないと思います。

——「個々のメンバーの働き方を尊重しながらマネジメントを行う」というとすごく良く聞こえるのですが、ぶっちゃけ問題が起きたことはないですか?

実は、過去に情報共有がうまくいかなくて問題が起きたことはありました。

例えば、リモートとオフィスのメンバーが混在したミーティングが終わった後に、その流れでオフィスのメンバーと対面で会話をしました。そのときの内容をリモートのメンバーに共有する前に話が進んでしまい、メンバー間で情報の非対称性が発生してしまったということがありました。

こういったミスコミュニケーションは、結果として不信感に繋がってしまいます。そのときは、オフィスのメンバーだけで話が進んでしまうのは、「相互信頼を積み上げる」という会社のバリューに反するのではないかという話になりました。

それ以降、オフラインのみでなにか決めた場合は、Slackですぐ共有するようにして、全員が働きやすい環境を整えることを意識しています。

やっていること自体は単純ですが、地道な積み重ねが文化になっていくため、「こうした方がいい」という声に合わせて都度、最適解を探るようにしています。

——巷では、「リモートはうまくいかない、メンバーの動きが見えない」という話も耳にします。グラファーで、このように多様な働き方が無理なく定着している理由って、何だと思いますか?

多様な働き方が無理なく定着している理由は、三つあると思います。

一つ目は、「ドキュメントを作る文化」があること。お互いの認識齟齬が起きないように、なるべく言語化して、ドキュメントに残すようにしています。ミーティングは録画して、参加できない場合でも内容を確認できるようにしています。

二つ目は、「成果を重視する文化」があること。勤務スタイルに関係なく、どんな成果を出しているかという点にフォーカスして評価しています。

三つ目は、「個人の尊重」や「相互信頼を積み上げる」といったバリューが浸透していること。バリューの定着は簡単なことではありませんが、バリュー再定義プロジェクトやその後の活動などを通じて、着実に定着しているように感じます。

——最後に、グラファーにフィットするのはどんな方だと思いますか?

「多様な働き方をしているメンバーがいる」という前提条件の中で、業務を進めたり、コミュニケーションを取れる方、取ろうとする方は、グラファーの文化にフィットするのではないかと感じます。

もちろんマネージャーとして、メンバーが働きやすいように対話し、調整をしますが、グラファーは自分の働き方は自分で決められます。会社や周りの人が整えてくれることを求めるのではなく、森さんのように、必要だと思うことを自分自身で考えて動ける人には、働きやすい環境なのではないかなと思います。

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