社長輪番制、はじめます。
こんにちは、HRの畑中です。
私たちを取り巻く環境が生成AIなどの最新技術によって大きく変化していることに、私たちは今や目を背けることはできません。このような状況下において、グラファーは積極的に攻めの姿勢をとることで、これまでにない飛躍的な成長を目指すことを決めました。具体的には、自社の業務効率化はもちろんのこと、既存製品や新規プロダクトの創造に関しても生成AIを活用した新しいアプローチを取り入れ、より早いサイクルで、よりインパクトのある社会課題を解決するサービスの提供を目指します。
本記事では、その内容について一部ご紹介します。

経営刷新の狙い
当社は複数のプロダクトを絶え間なく生み育てることで、人々と行政に変革を起こし、社会を変えていくことを目指しています。昨今の技術革新によってプロダクトの可能性は大きく拡がり、いち早く技術トレンドにキャッチアップし、プロダクトに反映させていくことの重要性が飛躍的に高まっています。そこで、当社では既存製品・新規製品双方の開発スピードと革新性を高めていくことを目的として、CEO石井・CPO本庄(2023年3月よりCINO)の経営リソースを開発業務に大きくシフトさせることを決定しました。
また、今まで石井が担っていた経営リソースを引き受ける人材が必要となるため、より一層の権限移譲を進めるべく、「社長輪番制」の導入を決めました。
社長輪番制とは
社長輪番制とは、以下3つの目的を持った制度です。
経営トップを経験する経営人材を増やし、会社の経営能力そのものを引き上げる
取締役の議論に参加し、コーポレートガバナンスの視点と知識を身につけた人材を増やす
上記2点を通じ、将来的にはCEO輪番制を実現するための経営人材を増やす
社長輪番制では、代表権を持つ代表取締役から権限移譲を受ける形で、経営陣の中から選ばれた輪番社長が順番に社長という当番を受け持ち、初代輪番社長は、Chief Business Officerである小寺が担います。
まずは当番の任期は定めず、状況に応じて当番の交代、輪番メンバーの増員・減員、輪番制そのものの停止をすることも可能という柔軟な形で運用します。
「社長輪番制」の運用を通じて社内に経営人材を増やし、会社の経営能力そのものを引き上げることを通じて、最終的には複数名の代表取締役を選出し、そのなかで当番CEOを決める正式な輪番CEO制に移行することを目指しています。
石井の業務範囲はどう変わるのか
石井は、代表取締役としての法的な会社の代表権・経営責任はこれまで通り保持し、取締役会の運営、重要な契約の締結、支払いの実施、および経営会議への参加は従前通り行います。一方で、それ以外の業務統括権限は全て輪番社長である小寺に移譲し、石井はその報告を受けるのみとなります。石井が非番である間は、空いたリソースをGrafferブランドに関する意思決定、パブリックアフェアーズ等、輪番社長に移譲が難しい対外関係業務に割くほか、プロダクトマネージャー業務に大きくシフトさせます。
会社全体においても成長加速のための施策を実施
全社の成長を加速させるための取り組みとして、まず人事制度の見直しを実施します。具体的には、半年に一度の人事評価サイクルをリアルタイム評価に変更し、マネジメント業務の負荷を年間を通して平準化します。給与改定は従来通り毎月の判定会議で行い、賞与は各メンバーの業務上の成果に応じて随時支給できる形に変更します。賞与原資は従来計画通りの額を予算として確保し、支給総額の水準を維持しつつ、成果に応じて大胆に配分することができるようになります。
また、プロダクト部門ではフルタイムで働くエンジニア全員にGithub Copilotを支給し、その利用を原則としました。他の部門でも、現行業務の効率化・生産性向上のためにAI技術の活用法を検証します。全社で検証に関する目標設定を行い、実行とモニタリングを行っていきます。
まとめ
2023年3月より、当社は積極的に仕掛けていきます!
1. プロダクト開発のスピードと革新性を高めるため、経営人材を製品・技術開発に投入
2. 生産性を大きく向上させるために生成AI等の新技術を全社横断で貪欲に取り入れる
3. 事業運営のさらなる加速へ向け人事制度を見直し、即時性を高めて成果に厚く報いる
4. 経営能力を底上げするため、社長輪番制の導入を含む大胆な権限移譲を行う
グラファーの歴史にも、スタートアップ業界の歴史にもない、前例のないレベルの経営刷新を通じて、プロダクトによる社会インパクトを最大化していきます。
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