こんにちは!グラファー編集部です。グラファーの社員に質問するこのコーナー。一人ひとりの社員の回答から、グラファーの特徴やメンバーのキャラクターを知るきっかけになれば嬉しいです。
今回は、ガバメントサクセスの右田さんに聞いてみました!
大学卒業後、株式会社NTTドコモでマーケティングに従事した後、2021年にグラファーに参画。ガバメントサクセスとして、お客様に伴走しながら、お客様のデジタル変革を成功に導く業務に従事しています。
さまざまな仕事のうちの一つが、オンボーディングです。BizDevチームからプロジェクトを引き継いだあと、自治体や民間企業のみなさまがデジタル化を進めるために必要なサポートを提供しています。
ほかには、導入後に価値を促進する取り組みも行っています。例えば、オンライン申請サービスである「Graffer スマート申請」においては、オンライン申請のページを公開した後、申請数やアクセス数を計測し、ホームページ・広報紙・LINEなどの導線改善や申請フォームを改善するための提案を行っています。Google Analyticsやプロダクトの利用ログから取得した定量的なデータや、手続きが完了した際に申請者の方からいただくアンケートのコメントといった定性的な声も参考にしながら、日々改善を行っています。
また、オンライン化の拡大にも取り組んでいます。手続きをオンライン化する際、課題の一つとなるのが本人確認の方法です。本人確認の方法は、法令等によって定められているため手続きによって異なります。そのため、「この手続きの本人確認はどこまですべきか」、「必要な書類は何か」といった法令の読み解きや、条例等の改正が必要になることもあります。これらを自治体の職員さんと一緒に考えたり、他市の事例を調べたりしながら、オンライン化の可能性を検討しています。
それ以外には、オンライン化を通じた職員の業務改善にも取り組んでいます。「市民に利用されるサービスであるとともに、職員の業務負担も軽減できる」。そういったサービスが提供できるように仕事を行っています。
サービスをより良くしたりガバメントサクセスとして業務の質を向上したりするために、プロジェクトを通じて得られた情報を、プロダクトチームや社内メンバーに共有する役割も担っています。ガバメントサクセスは、お客様の一番近くで、生の声を聞けるため、機能要望やフィードバックをいただいた際には、具体的に困っていることや利用シーンをヒアリングしたうえで、社内に展開しています。
担当させていただいている自治体の庁舎
「たくさんの人に影響を与えられる仕事に就きたい」と考え、NTTドコモで約5年間、toCのヘルスケアサービスに携わっていました。歩くとポイントがたまるヘルスケアアプリのマーケターとして、日々の施策実施やデータ分析・デザイン検討など幅広い業務を担当していました。
「意識しなくても『健康』を維持できる方法はないか」と、日々、試行錯誤をしている中で、「このアプリがあって本当に良かった」といった声をたくさんいただいたのが励みになり、楽しかったです。
一方で、ネガティブな声もたくさんいただきました。障害が発生してアプリが使えなくなり歩数が計測できなかったりすると、「せっかく歩いたのに」と残念な気持ちにしてしまったり、「使いづらい」「見づらい」といったような声もいただきました。しかし、そういった声をきっかけに改善点が見つかり、より良いサービスに磨き込む経験ができたことは、本当に良い経験だったと思っています。
これまで「行政」というと、どこか他人事で、それほど大きな興味を持てませんでした。「行政ってよく分からないし面倒くさい」というネガティブなイメージがあったうえに、「より良く変えていける」とも思っていませんでした。
そんなとき、「グラファーという会社が、行政の手続きをオンライン化しようとしている」と知りました。
私自身は、行政の状況をより良くすることを最初から諦めていたにも関わらず、グラファーが「私たちの社会は、私たち自身の手でより良く変えることができる。 」と掲げているのを見て、さらにそれを実現しているのを目の当たりにして、「あぁ、変えられるんだ」と、衝撃を受けました。
ちょうど転職活動をしていたこともあったのですが、最終的にグラファーに入社しようと思った理由は、「今しかない」と思ったためです。「自分の手で今の行政のあり方を変えたい、変わっていく様子を間近に見ていたい、そのためには5年後や10年後ではなく、今グラファーに入社するしかない」と考え、入社に至りました。
民間企業と使っている用語が違うことで、入社当時は苦労しました(笑)今も日々勉強中です……。
行政ならではの用語や言い回しはたくさんありますし、法令を初めて読んだときも、少し大げさかもしれませんが「これは日本語なのか……?」と思う場面もありました。これまでマーケティング関係の仕事を行っていたので、英語やカタカナ、数字が多い文章に慣れていたこともあり、一転して、漢字が多く並んでいる長文にはギャップがありました。
ただ、グラファーには行政出身者も多いので、分からないことは気軽に聞けます。社内Wikiが整備されていたり、勉強会が開催されていたりすることもあり、キャッチアップしやすい環境が整っていると感じます。
日々の仕事においては、「行政の仕事だから行政がやればいい」と考えるのではなく、民間出身者だからこそ感じる「違和感」や、「一市民としての意見」を積極的に伝えていくことを意識しています。
入社する前は「民間企業と行政は、意思決定やマインドが全然違うんだろう」と想像していたのですが、現在は、「扱っている業務は違うものの、それほど変わらないのではないか」と感じています。
違いがあると感じたのは、「特定の範囲の人に利用されるサービスか」、「より広く利用されるサービスか」という点です。民間企業の場合には、使ってもらいたいユーザーを絞り込んで、その人に利用してもらえるような施策を考えていくサービスが多いですが、行政の場合はそうではなくて、多くの人が広く利用できるサービスを目指す印象が、個人的にはあります。
逆に、民間企業も自治体も同じだなと感じたところは、多くの人が「もっとたくさんの人に知ってもらうためにはどうしたらいいか」「どうすればもっと分かりやすくできるか」と考えていることです。より良いサービスになるよう改善を続けている点は同じなんだなと思いました。
ガバメントサクセスの仕事では、定量的・定性的な情報に基づいた改善提案を行ったり、改善後の効果を計測してさらなる改善につなげたりといった提案をしているのですが、前職の経験によって身についた知見がとても役に立っています。
入社したときの第一印象は「大人だな」という感じでした(笑)。落ち着きがあるというか、真っすぐ前に向かっている印象で。ロジカルで熱い想いを持った人が多いように思います。行政出身者も民間出身者もいるからか、色々な考え方を受け入れ、それらをもとに最大限のアウトプットをしていけるチームです。批判をすることもなく、逆に慣れ合って否定しないこともせず、ミッションの達成のために一丸となって行動することができるメンバーだと感じます。
プロダクトチームとビジネスチームの仲が良いのもいいですね(笑)。チームに関係なくランチに行ったり雑談ができたりするのは素敵なことだな、と思っています。
毎週金曜日の夕方は「雑談会」の時間があり、チーム問わず参加して雑談しています。
2021年の年末頃から話題となっていた、「非課税世帯・家計急変世帯への臨時給付金」に対して、オンライン申請サービスの提供を開始した際のことは印象に残っています。
制度ができてから申請受付までの時間が短い中で、少しでも早く給付金を届けられるよう準備を行い、自治体の方と密に連携をとりながらオンライン申請を作り上げました。オンライン申請が公開されるやいなや、何千もの申請が届き、利用者アンケートでは多くの感謝の声が寄せられ、胸が熱くなったのを覚えています。
グラファーに入社する1カ月ほど前から行き始めたパーソナルジムが、珍しく続いています。もともと運動が苦手で必要最低限の筋肉しかなかったのですが、「これからもずっと健康でいたい!」と思い、継続的に通っています。
あとは副業で、BtoBのSaaS企業でマーケティング支援をしています。違った目線でSaaSというものを知れるので、日々勉強になっています。
そしてなんといっても美味しいご飯を食べに行くこと。これがないと生きていけません………!お寿司を食べたり、お洒落なお店に行ったりして、息抜きをしています。
よく行くお気に入りのお店で美味しいお酒とご飯を堪能。
目の前の目標は、「社会にデジタルという選択肢が浸透していくこと」です。しかし、オンライン化がゴールではありません。ゆくゆくは、手続き自体が必要なくなる可能性も考えられるのではないかと考えています。こういった、「あたり前を見直していくこと」にも挑戦していきたいです。
また、行政に限らず普段生活している中で「ちょっと面倒だな」と思うものを、どんどんなくしていきたいと考えています。私自身が面倒くさがりで、「ちょっとでもラクしたい」、「ラクした分楽しいことに時間を使いたい」、と思っているからこそ気づく点もあると思っているので……そういった性格も活かしながら挑戦し続けたいと思います。
グラファーのミッションやバリューに共感いただける方からの応募をお待ちしています!
ガバメントサクセスの募集
(募集では、職種名をカスタマーサクセスと記載しています。)
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