2022.10.17 Mon

【エンジニア入社2カ月目のリアル】白木さんに聞いてみた

HRの畑中です、こんにちは!1カ月ぶりの登場です。

前回の記事に引き続き、プロダクトデベロッパーの白木 義彦さんに、入社2カ月目の様子をざっくばらんに聞いてきました!

前回の記事:『【エンジニア入社1カ月目のリアル】白木さんに聞いてみた

【エンジニア入社2カ月目のリアル】白木さんに聞いてみた

——入社して2カ月目はプロダクトデベロッパーとして、どんな仕事をされましたか?

主に、既存機能の仕様の見直しを行いました。具体的には、1カ月目にFirst Issuesで対応した画面に、ユーザーが使うかどうかを選べるオプション機能があったのですが、オプションを選択しないときのユーザーメリットがなかったので、デフォルト機能に変更する対応を行いました。見直しにあたっては、ガバメントサクセスなど他のチームとの調整・仕様の決定・実装・テスト・リリースといった一連の流れを担いました。

こんな感じの修正イメージでした。

——イシューに関連する箇所の修正とあわせて、別の箇所も見直されたんですね。

そうですね。機能開発の現場では、品質やUXなどは最低限を担保しつつデリバリーすることを優先せざるを得ないこともあり、結果としてあるべき姿ではない状態の機能となってしまうこともあります。

今回、イシューの対応をしている中でそういった機能を見つけたので、「画面全体のUXを踏まえたときに、ユーザーにとって違和感がない機能になっているか?」を改めて検討し、あるべき姿を追求することを目指しました。また、技術負債を解消する観点でも、不要なコードは削除して最適な設計となるように取り組みました。

——仕様を決めるとき、PdMに相談することもありましたか?

はい、相談しました。PdMから「仕様はこれにしよう」と言われたりするのかなと思っていたんですが、実際にはそういったことはなく、相談する中で仕様が決まりきることがなかったので、ひたすら暖簾に腕押ししている気分でした。

「決める材料がなくて困ってます」と言えばPdMは十分相談に乗ってくれますし、機能の背景を教えてくれたり、有用なアドバイスをくれます。でもやっぱり最後に「決める」という部分は、プロダクトデベロッパーが担う責務なんだなと実感しましたし、「意識して判断して前に進める」ということが求められているのだなと感じました。

——2カ月を経て役割の解像度が上がってきた感じですね。逆に、難しさを感じることもあるんじゃないでしょうか?

開発の進め方にはまだ慣れない部分がありますね。お客様との契約でリリース時期が決まっている機能や根深い技術負債の解消など、プロダクト成長の観点で大玉となるタスクはPdMからアサインされますが、それ以外にも膨大なバックログがあり、各タスクには一定の優先度が設定されてるものの、その中からどのイシューに取り組むかを決めるのはプロダクトデベロッパーに委ねられています。

グラファーでは、チームでイシューに取り組むというよりは、各プロダクトデベロッパー自身が取り組むイシューを決めるという進め方のため、何をするかを決めるとき、「どういう基準で決めればいいか?」という点については悩んでいます。裁量が大きいがゆえの悩みかもしれないなとも思います。

——1カ月目の振り返りでお話しされていた、エラー調査や質問対応にも取り組んだんですか?

そうですね。エラー調査や質問対応は大変ではあるのですが、対象の機能の目的やコードをじっくり調査する必要があるためプロダクト理解を深めてくれます。また、問い合わせ対応のような緊急度の高い仕事に積極的に取り組むことで、会社の中で信頼を積み上げることにもつながると考えています。

そのため、当番制の質問・問い合わせ対応メンバーに志願して入れてもらいました。ある当番の日に、画面にあるはずのボタンが消えているという不具合があることが社内メンバーからの質問で分かりました。一人で解決するところまではできませんでしたが、初期調査でおおよその問題を特定して必要なメンバーを巻き込みながら不具合修正の対応を行いました。
初期調査の過程で、CSSの構成やスタイルの当て方を理解することができたので、やはりこうした対応に取り組むことでプロダクト理解を早めることができると改めて思いました。

——よかったです!1カ月目にお話ししていた1馬力に近づいた感じですか?

うーん、一人で機能開発をして完全に自走していけるまではなっていないので……。先月が0.2馬力くらいだったのが、0.5馬力くらいまできた感じかなと思います(笑)。

スマート申請は、行政に関する法令に則る必要があったり、マイナンバーを取り扱う関係で権限周りが一般的な業務システムと比べてより複雑ですし、機能が豊富にあるので仕様を完全に理解するまでには至っていないなと思います。

——なるほど、引き続き仕様の理解などを深めていくということですね。3カ月目に向けて、抱負を!

来月からは、これまでのような既存機能の改善ではなく、開発規模が大きい新機能の実装に取り組んでいきます。

グラファーでは一つの機能を一人のエンジニアが開発するケースが大半なのですが、次は二人で一緒に作っていく予定です。私はバックエンドが得意領域のため、フロントエンドが得意なメンバーと協同することで気づきや学びがありそうだなと楽しみにしています!

——白木さん、ありがとうございました!次回は連載の最後となる3カ月目ですね、がんばってください!

今回の記事は3カ月連載です。プロダクトデベロッパーにご興味をお持ちの方は、ぜひ他の記事もあわせてご覧ください。 

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