こんにちは!HRの畑中です。
「Digital Government for the People」をかかげ、市民の利便性を追求したデジタル行政プラットフォームを開発するグラファーには、さまざまなバックグラウンドを持つエンジニアメンバーがジョインしています。
今回は、機械学習モデルを使った自動応答システムのバックエンドエンジニアなどを経て、グラファーに入社した白木 義彦さんに、入社1カ月目の様子をざっくばらんに聞いてみました!
機械学習モデルを使った自動応答APIや学習パイプラインの開発を行ってきました。また、数名でのスタートアップで一人目のフルタイムのエンジニアとしてサービス開発を行ったりと、インフラ周りからフロントエンドまで開発を行ってきました。
その後、2022年8月にプロダクトデベロッパーとしてジョインしました。
入社1カ月目はオンボーディングとして、Boot Camp、First Issuesを行いました。
Boot Campとは、グラファーがメインで使用している技術スタックであるNext.js、Golang、GraphQL、MongoDBを使用した、簡単なミニアプリを開発するオンボーディングプログラムです。グラファーの構成に沿った実装の枠組みがあらかじめ用意されており、その枠組みをもとに実装を行います。そうすることによって、各技術要素がグラファーでどのように使われているかを知り、プロダクションコードを触る際に発生する壁の高さを低くすることができます。
Boot Campで取り組む題材は個人に任されており、私の場合は、簡単なToDoアプリを作りました。このBoot Campは、基本を押さえるのにちょうど良いなと思いました。Boot Campの期間は人それぞれのスキルやバックグラウンドによって違うので、私は2週間くらいでしたが、1.5カ月くらいやるメンバーもいます。
Boot Campの後には、いくつかの実際のイシューに対応しました。1つ目のイシューは、テキスト修正といった軽微な修正で対応できるようなものでした。2つ目のイシューはモーダルが閉じられない不具合を修正するといった修正。そして、3つ目のイシューは、お客様からいただいた要望に対して、実際に仕様を決めて実装するといったイシューです。
特に、3つ目のイシューは、関係各所にヒアリングをしながら、課題の設定、対応方針と仕様の検討、実装までが含まれている、グラファーのプロダクトデベロッパーらしいイシューです。今回は、社内のガバメントサクセスにヒアリングを行い、課題の解像度をクリアにしたうえで、機能開発をしないという判断を行いました。
プロダクトデベロッパーの白木さん。1カ月目はどんなことをしたのか聞いてみました。
グラファーが使用している技術スタックやアプリケーションの設計を学ぶ期間を設けてくれているおかげで、実際にサービスのリポジトリを見たときには、ある程度どこのディレクトリに何があるのか予想がつくようになりました。
また、アサインされたイシューの粒感もちょうど良く、段階的にグラファーのプロダクトデベロッパーとしての仕事の仕方を理解しつつ、実際のタスクをこなすことができました。
業務内容については、入社前からプロダクトデベロッパーの仕事を「ユーザー目線とプロダクト目線の両方を持って開発をする仕事」、「フルサイクルの動きを求められる仕事」だと理解していたので、想定通りの業務内容だなという感じです。
かなり難しい質問です(笑)。
悩む白木さん……。
オンボーディング期間に発生する細かい困りごとについては、対面物理だと横にいる人に聞くことができますが、リモート環境の場合の相談は、対面物理よりも難しいものがあると感じました。リモート環境で仕事をするのははじめてではありませんが、以前はチーム規模が数人だったので、難易度は高くありませんでした。グラファーでは人数が多い分、対面で話せばすぐ解決するようなことでも、「時間を取ってもらうのも申し訳ない気もするなあ」という、ちょっと判断が難しい部分がありました。どういう風にやっていくのがよいのか、悩み中です。
あとは、がんばって絞り出すとすると、アプリケーションの開発環境構築についてでしょうか。現状、アプリケーションがマイクロサービス構成になっており、それぞれのサービスの環境構築を個別に行う必要があるため、結果として一つひとつのサービスの構築を必要とする形となっています。最近はより簡単に行う手段が多々あるので、ここは改善できる余地がありそうと感じました。
次の1カ月は、1馬力になれるような動きをしていきたいと考えています。「Graffer スマート申請」は、ある程度規模の大きくなってきているシステムです。そのため、まだまだ一人で開発タスクや運用作業をこなせる段階にはなっていないと感じています。
そのため、エラー調査やサポートの質問対応などに積極的に対応することによって、タスクをこなせるような素地を作っていきたいと考えています。こういった対応を通じて、エンジニアとして対応できる範囲を広げるだけではなく、会社の中で、お互いの信頼を積み上げにもつなげていきたいです。
今回の記事は3カ月連載です。プロダクトデベロッパーにご興味をお持ちの方は、ぜひ他の記事もあわせてご覧ください。