2022.07.25 Mon

【エンジニア編】カジュアル面談でよく聞かれることにお答えします

こんにちは!HRの畑中です。

グラファーでは、「Digital Government for the People」をかかげ、市民の利便性を追求したデジタル行政プラットフォームを開発しています。その達成のために、一緒に走ってくれるメンバーを募集しています!

今回は、エンジニアのカジュアル面談で、開発部門の職種や開発体制に関してよく聞かれることを、プロダクト部門の肥沼さんと山田さんにインタビューしました。山田さんや肥沼さんが、「カジュアル面談で、これ聞いておけばよかったな」と感じたことも加えて、より幅広い内容をご紹介します。

【エンジニア編】カジュアル面談でよく聞かれることにお答えします


話を聞いたエンジニア

山田 祥
子育て支援アプリ「ママリ」をはじめとしたプロダクト開発に従事。2022年4月よりグラファーに入社し、「Graffer スマート申請」のエンドユーザーに向けた機能拡張をしています。入社エントリーにも詳しく書いています。

肥沼 健
大学で情報工学を学んだ後、フロントエンド、バックエンド、インフラ周りに幅広く従事。2022年3月よりグラファーに入社。SREチーム立ち上げの第1号として、信頼性、スケーラビリティ、可観測性の向上に取り組んでいます。

黑﨑 脩
大学院修了後、金融系SIer、スタートアップを経て、2021年2月より株式会社グラファーにプロダクトマネージャーとして入社。2021年末からプロダクト組織のマネージャーとして中長期での組織パフォーマンス最大化に取り組んでいます。

チーム体制について

——プロダクトチームは、どんなチーム体制ですか? 

肥沼:プロダクトチームのミッションである、「ユーザーにとって、本質的に価値のあるプロダクトを、最速で市場に提供する」の実現に適したチーム体制を組んでいます。

具体的に取り入れているのが、技術スペシャリスト職の設置です。

グラファーにはいくつかのプロダクトがあり、プロダクトごとに、プロダクトマネージャ(以下、PdM)、プロダクトデベロッパーがいます。PdMやプロダクトデベロッパーは、それぞれのプロダクトに特化した企画や開発を行っています。それとは別に、プロダクトを横断して、フロントエンドやバックエンドなど、それぞれの領域のスペシャリストがいる体制です。

プロダクトデベロッパーの役割

——プロダクトデベロッパーは、どういう職種ですか?

山田:プロダクトデベロッパーは、ビジネス部門と協働し、製品の開発を主導する役割を担う職種です。ユーザーに直接ヒアリングを行ったり、現場業務を体験して、自治体についての理解を深めたりしながら、市民の視点に立った「あるべきプロダクト体験」を作ることをミッションとしています。業務としては、課題の解決方法に関する意思決定と、その開発をしています。

——開発するということは、ソフトウェアエンジニアということですか?

肥沼:ソフトウェアエンジニアの役割は会社によってさまざまで、例えば、製品の仕様はビジネス部門が決めて、ソフトウェアエンジニアは開発にフォーカスしている場合もあります。

一方、グラファーのプロダクトデベロッパーは、自分で仕様を考えて、自分で開発もします。課題を自分事として捉えて、「ユーザーの課題は何か?」、「ユーザーの課題をどう解決するのか?」を考えながらプロダクトを作るのが、プロダクトデベロッパーの特徴です。

プロダクトデベロッパーという名前にもその思想が反映されています。「プロダクト」を「デベロッパー(作り上げる人)」という意思を込めて、フルサイクル・フルスタックエンジニアをプロダクトデベロッパーと呼んでいます。


PdMの役割

——PdMの仕事は何ですか?

山田:PdMは、プロダクトに関する最終意思決定者で、「プロダクトの価値をユーザーに届ける」ことにフォーカスしています。具体的にはプロダクトグロースの登り方、マーケットへの展開方法など、ビジネス観点をもってプロダクトの要件を決めるとともに、プロダクトに対する技術的な意思決定も行っています。

——PdMは開発もしますか?

山田:はい、PdM自身もコードを書いて開発をしています。

——PdMにはどんなスキルが必要ですか?

山田:バックグラウンドがソフトウェアエンジニアの方が、PdMの役割を担っています。長期的な目線でのプロダクトの成長を最重視していますが、時には短期的な要件を満たさなければならないこともあります。このとき、技術負債を負うという意思決定が必要になりますが、どこまで技術負債を負うことができるか、という判断は技術を理解していないと難しいという背景から、エンジニアリングスキルを必須としています。

——デベロッパーと、PdMの違いは何ですか?

山田:一方で、プロダクトデベロッパーは「課題をどう解決するか」にフォーカスしています。グラファーでは、機能ごとにPRD(Product Requirements Document)を作成していますが、この作成はPdMだけではなく、プロダクトデベロッパーも担っています。

PdMもプロダクトデベロッパーも、製品を開発するという点は同じですが、プロダクトに対する視点の角度や、責任範囲に違いがあるといえます。そのため、PdMがデベロッパーの上位職というわけではありません。

一つ一つの課題に丁寧に向き合う山田さん。

スペシャリストの役割

——スペシャリストの役割は何ですか?

肥沼:スペシャリストは、プロダクトを横断して、専門的な領域に集中的に取り組む役割を担っています。専門領域における業界水準のキャッチアップや組織への展開などを行うことによって、最新技術をリードする役目も期待されています。

——肥沼さんは、SREとしてスペシャリストの役割を担っています。このスペシャリストという役割についてどう感じていますか?

肥沼:プロダクトデベロッパーは、基本的にフルスタックエンジニアです。一方、スペシャリストは領域に特化してます。私は、SREを深く理解したい気持ちが強いため、スペシャリストとして専門的なところに集中できるのが、とてもやりやすいです。

仕事のうえでは、各プロダクトのフェーズに合った最適な手段をいつも考えています。特定領域における良き相談相手になれるようなスペシャリストを目指したいです。

今は一人ですが、将来的には、SREチームなど、スペシャリストごとにチームがあってもいいと思っています。各プロダクトごとにSREを配置するのではなく、SREチームを作って動くことで、複数のプロダクトを同じ水準に保ち、レバレッジを効かせられるようになるメリットがあると考えています。

——プロダクトデベロッパーの山田さんは、スペシャリストの存在をどのように感じていますか?

山田:スペシャリストがいることで、PdMやプロダクトデベロッパーがユーザーへの価値提供に集中できるようになるため、非常にやりやすい役割分担だと感じています。

——他にはどんなメリットがありますか?

山田:プロダクト開発を進めるうえで一つのネックになるのが技術負債です。技術負債が残ると長期的な開発速度が遅くなるので、いかにして技術負債が残りにくい方法で構築するかという観点は重要です。そういった面でも、スペシャリストの深い知見が期待されています。

他には、プロダクトを横断的に見たとき、どうすればうまくいくのか?という観点でも、スペシャリストの存在が不可欠です。グラファーは複数のプロダクトがあるため、それぞれのプロダクトと技術を深く理解したうえで最善の方法を検討してくれる、スペシャリストの存在はありがたいと感じます。

SREチーム第1号の肥沼さん。

CPOの役割

——グラファーで、CTOではなくCPOを置いているのはなぜですか?

黑崎:グラファーではプロダクトを通じて価値を届けることを何よりも重視しています。それは、グラファーのMissionである「プロダクトの力で 行動を変え 社会を変える」にも表現されています。

そういった思いを表す言葉として、CTO(Chief Technology Officer)ではなく、CPO(Chief Product Officer)を選んでいます。テクノロジーを使うことはもちろん重要視していますが、それ以上に「テクノロジーを使って、価値を届けるためのプロダクトを作る」という思いを強く持っているからです。

今後、事業が成長していく過程で、高度な技術の獲得やプロダクトへの応用が必要とされるタイミングが発生したときにはCTOを置く可能性は十分あると思います。

——CPOとPdMはどちらも最終意思決定者となりますが、範囲の違いは何ですか?

黑崎:グラファーは複数のプロダクトがあるため、プロダクト横断的な最終意思決定はCPOが、プロダクト個別の最終意思決定や技術選定はPdMや各スペシャリストが行っています。

開発プロセス

——開発プロセスはどんな感じですか?

山田:日常的な業務における開発プロセスは以下のとおりです。この流れはどの会社でも似ているのではないかと思います。

  1. 課題を洗い出す
  2. 課題を見付ける
    ・課題を発見する(PdM、プロダクトデベロッパー)
    ・課題を共有してもらう(BizDevやカスタマーサクセスなど顧客接点が大きいチーム)
  3. 課題を定義する(PdM、プロダクトデベロッパーが課題の深堀りを行う)
  4. アサイン(PdMが課題の大きさ、負債の大きさ、ビジネス観点などを考慮して優先順位を決定し、プロダクトデベロッパーをアサインする)
  5. 開発する(プロダクトデベロッパーが、カスタマーサクセスや顧客とコミュニケーションをとりながらPRDを作成。開発、テストを行い、PdMがレビューする)
  6. リリース

——他社との違いは何ですか?

山田:他社との違いとしては、テストに関する責務を完全にプロダクト部門が負っていることかと思います。テストをビジネス部門が担うと、顧客への説明タイミング、イベントや広報活動といった、ビジネス要素にあわせたリリーススケジュールとなってしまいがちです。グラファーでは、開発・リリース速度を落とさずに価値を提供するために、リリースまでのスケジュールや業務品質は、完全にプロダクト部門が担う体制を取っています。

このような方法をとるメリットとして、「毎週何曜日にリリース」というように、リリース日を決めること無く、できたものから素早くユーザーに早く価値を届けることができるメリットがあると考えています。実際に、グラファーでは毎日数回のリリース作業を行っています。

肥沼:このプロセスをビジネス部門のメンバーに理解してもらっていることにも、大きな意味があると考えています。プロダクトが「継続的にどんどん改善していくこと」は、プロダクト部門だけが考えていることではなく、会社全体の文化が体現されたものだと思います。今後も、開発スピードをゆるめること無く、価値を提供していきたいと考えています。

ご応募お待ちしています!

——今後、どんな人と一緒に働きたいですか?

黑﨑:私たちは行政領域に対してSaaSという形でプロダクトを提供しています。

行政は今を生きる自分自身にとって切っても切り離せない領域ですし、子どもなどの若い世代も長いスパンで接点がある領域です。

そんな領域でSaaSとしてサービスを提供する際に大事なのは、長期的な目線で課題を解決すること、そして課題を解決するための引き出しである技術力があることだと思っています。ここで言う技術力とは、エンジニアリングだけでなくデザインなどサービスを支えるすべてのスキルを指します。

私たちが目指しているのは、決められた仕様どおりに開発することではありません。自分たち自身で「ユーザーが抱えている課題は何なのか」を深く追求して課題設定を行い、「それを解決するために最適な技術は何なのか」を問い続けることを大事にしています。そして、グラファーには、同じ思いを持った仲間が集まっています。

この考えに共感していただける方、ぜひカジュアル面談でお話しましょう!

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