2022.05.27 Fri

【グラファーをつくるひと】BizDev 宮脇 大さんに聞いてみた

こんにちは!グラファー編集部です。グラファーの社員に質問をする「グラファーをつくるひと」のコーナー。一人ひとりの社員の回答から、グラファーの特徴やメンバーのキャラクターを知るきっかけになれば嬉しいです。今回はBizDev 宮脇 大さんにお話を聞いてみました!

【グラファーをつくるひと】BizDev 宮脇 大さんに聞いてみた

BizDevとして、今仕事で取り組んでいることを教えてください!

今仕事で取り組んでいることは、大きく分けて三つあります。(ビジネスは日々変化しているので、この先変わるかもしれませんが!)

一つ目は、自治体の課題を解決する新しい取り組みの推進です。例えば、障がい者手帳を申請する際、これまでは名前や住所などの申請項目を5枚以上書かなければならず、市民の負担も、対応する職員の負担も大きいという問題がありました。このような課題を発見し、自治体職員の皆さんと話し合いながら、グラファーのサービスを通じて解決する仕事を行っています。

二つ目は、プロダクトの販路を自治体以外にも広げることです。例えば、自治体に近い組織である、独立行政法人などの外郭団体、自治体業務を委託されている民間企業が抱える課題についても、グラファーのプロダクトで解決できることが多々あると感じています。

三つ目は、新規事業です。これまで積み上げてきたプロダクトや、導入実績を踏まえて、まったく新しい領域に向けたプロダクトを作っています。「顧客は行政なのか民間なのか」、「なぜそのプロダクトが世の中に必要なのか」、「グラファーが挑戦して勝算はあるのか」、「市場規模はどれだけあるのか」、「何年後にいくらの収益が見込めるのか」……などの観点で、情報収集と選択を行い、プロダクト開発を進めています。

宮脇さんが、Bizdevの仕事で心がけていることは何ですか?

課題の解決方法を探るときには、「汎用的な解決方法かどうか?」をいつも心がけています。解決方法に再現性がないと、1例目の事例が作れたとしても、2例目、3例目につながることはありません。汎用性を持たせるためには、人の知識や経験に依存した解決方法ではなく、システムや機能を活用した解決方法であることが重要です。「同じ手順で使えば、誰でも同じ効能が期待できる状態」を理想として、仕事をしています。

なぜグラファーに入社しようと思ったんですか?

もともと、2008年に新卒としてリクルートに入社し、社員やアルバイト採用メディアを扱う人材領域で9年、その後に「ゼクシィ」を扱うブライダル領域に異動して3年半、合計で13年間を営業職として過ごしてきました。将来、「これがやりたい!」という夢はあまり持っておらず、「生きていれば、目の前で何かが起きるし、その時に本気で打ち込みたい!と思えるものがあれば、その気持ちに正直になって選択しよう。」そう考えて生きていました。

リクルート在籍10年目に、自分の結婚式が心の底から楽しすぎたことを機に、ゼクシィの営業部に転籍しました。それまで、ゼクシィなんて考えてもいなかったですし、転籍希望を伝えたところ、会社には信じてもらえず(私がこんな坊主頭なので、お前がゼクシィ?と誰もが疑問に感じるのも無理はありません)。

グラファーに転職を決めたのは、二人目の子供が産まれた直後。それまでは、「ブライダル業界でイノベーションを創出するぞ!」と意気込んでいましたが、一人だった子供が二人になり、価値観も大きく変わって、今まで以上に世の中の「不便」や「窮屈感」に強い違和感を感じるようになりました。

「世の中のためになる仕事がしたい」「社会の役に立ちたい」と考えたとき、それが実践できる方法の一つが、「影響力の大きな会社で仕事をすること」ではないかと私は考えています。リクルートも大きな影響力のある会社でしたが、グラファーの顧客である「行政」は少し違って、社会全体の「ルール」や「規制」を作る存在であるという意味で影響力が大きい存在です。

この「規制」は、社会に影響を与える仕事をするうえでボトルネックとなるものです。新しいビジネスをはじめる際に「規制」が邪魔をして、うまく進まないこともあります。一方、ビジネスチャンスとなるのも、この「規制」だったりします。そういった意味で、この「規制」を作ったり、緩和したりする存在である「行政」に関わる仕事をすることは、これからも社会人として働くうえで、役に立つことだと考え、入社を決めました。

前職と今では、どんなところが大きく違いますか?

前職では、仕事が属人的だとしても、圧倒的な成果を評価する文化がありました。そういう環境に13年間、身を置いてきたことで、それが無意識に自分のスタイルになっていると感じます。

グラファーでは、成果はもちろん重視しますが、一時的にマイナスがあっても長期的にプラスになるようであれば事業を推進するという点に違いがあると感じます。

グラファーで過ごしていると、価値観が違い過ぎて社内で飛び交う会話に違和感を覚えることもありますし、過去の経験から、「それって上手くいくのか?」と疑問を持つこともあります。そういったときにも、「今はグラファーで働いているのだから、グラファーの文化に染まって仕事をしてみよう」と考え、あえて自分の中の当たり前や成功体験を無視して、全力投球しています。

最近の仕事で、エキサイティングだと感じた瞬間はいつですか?

Bizdevでは自治体のさまざまな部署の担当者をやりとりさせていただくのですが、自治体の担当者との会話の中で、彼らの仕事が社会に与える影響力の大きさに、圧倒されることがよくあります。例えば先日、東北の自治体を訪問したときに、商談の合間の雑談で、担当職員さんから、「インターネットの光回線の敷き詰めを進めている」という話がありました。はじめは、「市役所の建物の回線工事を担当しているのかな?」と思ったのですが、どうやらそうではなくて、「市内すべてのインターネット回線の増強・拡張」を担当されているとのこと。

民家や企業オフィス、工場が使うインターネット回線の通信の快適さが、この職員さんの仕事に左右されていると思うと、「自治体の仕事は、社会への影響力が本当に大きい仕事だな」と感じます。このように雑談で得られた話が、これからグラファーが事業領域を拡大する際のきっかけになることが、エキサイティングな瞬間だなと感じます。

休日はどんなことをして過ごしていますか?

休日は二人の子どもたちと一緒に、街を歩くことを楽しんでいます。子どもたちと向き合っていると、常に新しい「気付き」や「違和感」が得られます。「どうして横断歩道はしましまなの?」「救急車、もっと急がないと、病気の人が助からないんじゃない?」などなど、次々に質問や感想が飛んできます。

「なるほど、子どもの目には、そう見えるのか」と思うと、子どもたちと一緒に歩いている時間は楽しく、「もっと何か気づいたことを発言してくれ!」と、つい期待してしまいます。笑

子どもたちとお散歩中の一コマ。

子どもたちの成長は非常に早く、1週間ごとにできることが増え、発言も増え……。びっくりさせられると同時に、「私はこの1週間で、何ができるようになっただろうか?もっと仕事でも目を配って頑張らねば」と、刺激を受ける存在でもあります。

子どもたちが利用する学校や保育園、病院、公園なども、すべて自治体が関わっているので、子どもを通じて得られる発見が、本業に活かせる場面も少なくありません。その意味で、この瞬間をグラファーで過ごせていることを嬉しく思います。

最後に、今後の抱負を教えてください!

少し大きな話になるかもしれませんが、「グラファーのプロダクトを利用することで、人生が変わった!」と感じていただけるような「体験」を提供していきたいと考えています。

例えば、グラファーのプロダクトを使って日々の業務がデジタル化することによって、自治体職員さんの仕事の進め方や時間の使い方、市民への向き合い方が抜本的に変わるかもしれない。それに伴い、市民の日々の暮らしが、より便利に、より充実したものになるかもしれない。

このように考えると、グラファーが進めているのは「プロダクトを提供すること」だけではなく、プロダクトの先にいる「誰か」の人生を変えられるほどの、大きな影響力があるものだといえるのではないかと思います。

だから、「今、自分が行っている仕事が、この先、『誰か』の人生や社会を良くすることにつながっている」。そんな意識で、引き続き、日々の仕事に取り組んでいきます。

今回紹介したBizDevの採用情報

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