2021.08.19 Thu

グラファーの総務は、なぜ壁面に「落書き」のあるオフィスを作ったのか——社員に心地よいオフィス作り

2021年7月にグラファーの新オフィスが開設——。「社員が集中できる環境」「雑談しやすいレイアウト」「リモートがメインの人にも使いやすい座席」といった要望を短期間で叶えたのが、これまでの人生での引っ越し総数17回を誇る総務、成清さん。オフィスの壁面には一面、グラフィティアートという「落書き」が描かれている。主にビジネスチームが使用するこの新オフィスには、どんな工夫が凝らされているのか?詳しく聞いてみます。

【今回取り上げる人:成清 寛隆】神奈川県出身。上場企業での勤務や総務部門長を経て、2019年にグラファーへ入社。コーポレートサービス部門の責任者を担う。

グラファーの総務は、なぜ壁面に「落書き」のあるオフィスを作ったのか——社員に心地よいオフィス作り

さまざまな工夫が凝らされた、グラファーのオフィス

——これまで仕事とプライベートをあわせて引っ越しや増床を含めて17回という、もはや引っ越しのプロとも言える成清さんですが、今回の新オフィスプロジェクトで注力したことを教えてください。

メンバーがオフィスに来た時に「心地よい」と感じるオフィスを作ることを目指しました。例えば、コミュニケーションエリアをオフィスの半分くらい設けたり、オンラインでのミーティングが行いやすい環境を作ったりすることで、意思を持って「心地よさ」を作ろうとしています。

——「心地よい」オフィス……社員にとっては毎日のことなのでとても大事ですね。オフィス環境が良くないと会社に行きたくなくなりますしね。「心地よい」オフィスを作ろうと思うと、やっぱり結構コストはかかるものですか?

スタートアップのオフィスというと「費用をかけて最先端なオフィスを作ろう!」というプロジェクトだと思われがちですが、実際は限られた予算の中で細かい部分で費用をやりくりしながら、過ごしやすく、生産性が高まるようなオフィスを目指してプロジェクトを進めました。オフィスの投資額は大きく、どんなに景気がよくても緊張を持ってやることが大切です。一度契約した賃料や内装費はもとに戻らないからです。「いま調子がよいからゆるくやる」という考えは決してない。コストを抑えながら社員のモチベーションを高めるようなオフィスを作っていくことを一番に考えました。

——新型コロナウイルス感染症による影響で、オフィスでの勤務のあり方が大きく変わる中、「心地よく」するためにさまざまな工夫を積み重ねたことかと思います。ぜひそれぞれのエリアについて詳しく教えてください!

エリア1. プライバシーと集中のための作業スペース

座席の幅は120cmと、一般的なオフィスに比べ広めに取っています。十分なパーソナルスペースとプライバシーを確保するために、必要な人にはパーティションを支給。プライバシーを保ちながら仕事に没頭できるようにしています。

エリア2. 普段リモートの社員が出社した時に、業務しやすいフリーアドレス

グラファーではリモート勤務ももちろん可能。出社率が低い社員のためのフリーアドレスには、仕事がはかどりやすいよう、全席にディスプレイを設置。充電ケーブルやモニターケーブルも予め設置されているので、PCひとつあればすぐに業務がスタートできます。(社員からとても好評!)リモートワークはパーティションで区切られたスペースも利用可能。

エリア3. コミュニケーションエリア

ソファ席は土足禁止エリア。リラックスしながら雑談したり、ゲームをしながらコミュニケーションを取ったりできるようになっています。出勤した際にコミュニケーションをとる時間を大切にするという工夫ですね。

エリア4. ファミレスボックス

リラックスしてミーティングができるファミレスボックス席。カラーリングは、既存のオフィスカラーとバランスを保ちつつも「コミュニケーションを活性化させるために明るい印象を抱かせる」というデザイナの意向が反映されています。

エリア5. プライベートワークブース

リモート会議の際に周囲の音が入らないように、プライベートワークブースを設置。音を気にせず会話に集中することができます。

エリア6. ミーティングルーム

オフラインでの会議に役立つ、インタラクティブボード(電子黒板)を導入。遅延がない書き心地で、複数人での情報共有やディスカッション、共同作業がスムーズに行えるようにしています。

エリア7. キッチンカウンター

どこでも電源がとれることは大事なので、コンセントをしっかり配置しています。

エリア8. ベンチシート

ベンチシートの座面下には、いざという時のための防災グッズが収納されています。

想いがこもったグラフィティアート

——ありがとうございます。最後に壁面の「落書き(グラフィティアート)」ですね。このグラフィティアートはどういった背景で描かれたのでしょうか。

グラファーという会社名の由来にある「グラフィティアーティストのように自由に発想し、社会のためにできることをいますぐ自分たち自身で始める」という想いが、新オフィスの壁面に表れています。

壁一面のグラフィティアートは執務エリアから見える位置にある。休憩スペースから見えるのではなく、仕事中に見える工夫がされています。

——グラフィティアートとは何ですか。

グラフィティアートとは、公共の壁などに描かれる文字や絵のことです。「ストリートアート」とも言います。バンクシーが有名ですね。

製作中の様子。

——「グラフィティアート」が社名の由来となった背景を詳しく聞かせてください。

代表の石井がグラファーを起業する前に訪れたベルリンで、アーティストたちが公共の壁に勝手に絵を書いている姿に衝撃を受けたことが、グラファーの社名の由来となっています。公共の「不法な落書き」であっても、クオリティが高いものが集まることによってそれはアートになり、多くの観光客をひきつける資産となる。単なる不法行為とも捉えかねられないグラフィティアートですが、それが公共的な価値を帯び、結果的に街の魅力を高めることにつながることがあるということです。 つまり、公共的な価値は公務員だけが作るものではないのです。グラファーの精神は、グラフィティアートに通じるものがあります。

グラフィティアーティストのKACさん。働いたり生きたりするうえでは、困難な時は訪れるけれども「止まない雨はない」という言葉があるように、よい時も悪い時も希望を持って状況を楽しむことが大切だという意味が込められています。

——新オフィスには、メンバーへの想いが込められていたんですね。

そうですね。オフィスの方針は社員の声を聞きながら決めています。例えば、土足にするか土足禁止にするかといった点についても、アンケートをとったり直接意見を聞いたりしています。

社員にとったアンケート。それぞれの意見を深掘りしていったうえで、新オフィスには土足をメインとしながら、土足禁止のリラックスエリアを設ける方式を採用。

——社員の声を聞いたうえでのたくさんの工夫……感謝です。

その時に求められるオフィスのありかたは違うなと感じています。今回の新オフィスについても、完成して終わりではなく、社員一人ひとりに積極的に意見を聞いて、次の新オフィスの機会があれば生かしていきたいと考えています。

——素敵なお話ありがとうございました!大切に使っていきます。

編集後記
グラファーの新オフィスを手がけるコーポレートサービスの「社員の心地よさを」という一言に、いち社員としてとても嬉しくなりました。ビジネスチームが主に使用するこの新オフィスは北参道駅徒歩6分、千駄ヶ谷駅徒歩5分という便利なアクセス!ぜひ壁画を見ながらお話しましょう。

(※文中の敬称略。撮影時のみマスクを外しています。役職等は取材時点の情報です。2021年8月時点の情報となるため、今後変更となる場合もあります。)

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